基本補正 階調と外観

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階調と外観は、全体の「明るさ」「メリハリ感」「鮮やかさ」を整える機能です。

レタッチの基本部分であり、ここでの調整が写真の印象を大きく左右します。もしここで補正しきれない場合は、カメラの設定とライティングを見直す必要があります。

Lightroomは上の項目から順に操作する様に設計されているので、基本は上の項目から順に補正します。

ヒストグラムのインジケーターをONにする

ヒストグラムのインジケーターをONにする

必須ではありませんが、ヒストグラムの左右上角にあるインジケーターをクリックしてONにすると(白い枠線が表示される)、「白とび」及び「黒つぶれ」している箇所が写真上で表示されます。白とびしている箇所は赤く、黒つぶれしている箇所は青く表示されます。

左のインジケーター「▲」は黒つぶれ、右のインジケーター「▲」は白とびを表示しています。インジケーター「▲」がグレー以外の色で表示されている時は、写真のどこかで白とび及び黒つぶれが起きています。レタッチする際の目安にします。

今回の写真は少し黒つぶれしているのが分かります。

階調と外観の調整

右パネルの基本補正「階調」と「外観」から調整を行います。

階調と外観の調整

今回調整したのは以下の項目です。

  • 露光量+0.30
  • シャドウ+50
  • 黒レベル+25
  • 明瞭度+5

今回の調整は暗い分の階調を引き出すのがメインです。

まず最初に、スカート内側の模様が見えるぐらいまでシャドウを上げて、その後黒つぶれがなくなるまで黒レベルを上げます。次に、露光量で全体の明るさを整え、今度は黒つぶれしない程度にシャドウと黒レベルを下げます。最後に、少しメリハリがなくなってしまったので、明瞭度を上げて全体を引き締めました。一発で上手く調整できることはないので、微調整しながらイメージに近づけます。

ちなみに、白とびは「ハイライトと白レベルを下げる」、黒つぶれは「シャドウと黒レベルを上げる」ことで階調を引き出すことができます。特に、シャドウのプラス補正は、光が上手く回り切らなかった部分(影のきつい部分)の階調を引き出すのに重宝します。

明瞭度は、部分的にコントラストを高められる機能で、写真全体のコントラストを変えずに、シャープな印象に仕上げる効果があります。逆に明瞭度を下げることで、ふんわりした印象に仕上げることもできます。

露光量 写真全体の明るさを左右する要素。主に中間調の明るさを補正する項目。
コントラスト 写真のメリハリやくっきり感を演出する要素。主に中間調の明るさ部分を補正する項目。
ハイライト 中間調ともっとも明るい部分のあいだの領域を補正する項目。
シャドウ 中間調ともっとも暗い部分のあいだの領域を補正する項目。
白レベル もっとも明るい部分を補正する項目。
黒レベル もっとも暗い部分を補正する項目。
明瞭度 全体のコントラストを大きく変化させずにメリハリをつける機能。
彩度 写真全体の色の鮮やかさ(濃さ)を補正する項目。
自然な彩度 写真全体の色の鮮やかさ(濃さ)を補正する項目。もともと色鮮やかな部分にはあまり影響しない。

補正前後の比較

補正前 補正後
  • プロファイル(カラーチャートで作成)
  • レンズ補正
  • ホワイトバランスの調整
  • プロファイル(カラーチャートで作成)
  • レンズ補正
  • ホワイトバランスの調整
  • 階調と外観の調整

トーンカーブ

2016.11.24