Lightroomとは?レタッチ前後の写真で効果を比較

scofield
Lightroomは、「デジタル写真を整理、管理、現像、プリント、公開」できる総合写真ソフトウェアです。

同じAdobe社の「Photoshop」でも同様にRAWファイルの現像はできますが、カメラユーザーには不要な機能も多く、通常の現像作業だけなら必ずしもPhotoshopは必要なソフトではありません。通常の現像作業に必要な機能は、全てLightroomに含まれています。現像作業に特化した画像編集ソフトがLightroomです。

RAWファイルを保存できるカメラを購入すれば、メーカー純正の現像ソフト(無料)が付属してきますが、Lightroomは「操作性」「細かい調整」「処理速度」「管理能力」等、どれをとっても他の現像ソフトより優れています。一度使ったら他の現像ソフトには戻れません。

レタッチ前後の写真を比較「 千斗いすず(アニまるっ!)」

左はレタッチ前(トリミングのみ)の写真、右はLightroomでレタッチ後の写真です。

レタッチ前後の違いは、下記の調整が大きく影響しています。

  • ColorChecker Passportによるプロファイルの変更
  • ホワイトバランスの微調整
  • 書き出し時のシャープ出力
カメラ Nikon D5300
レンズ Nikon AF-S Micro 60mm f/2.8G ED
ISO感度 100
F値(絞り値) 8.0
SS(シャッタースピード) 1/1.3秒
ホワイトバランス オート
ピクチャーコントロール カメラスタンダード

レタッチ前後の写真を比較「セイバー/アルトリア・ペンドラゴン[オルタ]ドレスVer.(アルター)」

左はレタッチ前(トリミングのみ)の写真、右はLightroomでレタッチ後の写真です。

レタッチ前後の違いは、下記の調整が大きく影響しています。

  • ColorChecker Passportによるプロファイルの変更
  • ホワイトバランスの微調整
  • シャドウと黒レベル上げ(暗い部分の階調を引き出しています)
  • コントラストと明瞭度下げ(ふんわり感を出しています)
  • 書き出し時のシャープ出力
カメラ Nikon D5300
レンズ Nikon AF-S Micro 60mm f/2.8G ED
ISO感度 100
F値(絞り値) 11
SS(シャッタースピード) 1/1.6秒
ホワイトバランス オート
ピクチャーコントロール カメラスタンダード

レタッチ前後の写真を比較「悪魔ほむら(ANIPLEX+)」

左はレタッチ前の写真、右はLightroomでレタッチ後の写真です。

レタッチ前後の違いは、下記の調整が大きく影響しています。

  • ColorChecker Passportによるプロファイルの変更
  • ホワイトバランスの微調整
  • シャドウと黒レベル上げ(暗い部分の階調を引き出しています)
  • 書き出し時のシャープ出力
カメラ Nikon D5300
レンズ Nikon AF-S Micro 60mm f/2.8G ED
ISO感度 100
F値(絞り値) 8.0
SS(シャッタースピード) 1/1.6秒
ホワイトバランス オート
ピクチャーコントロール カメラスタンダード

Lightroomにできないこと

今までの写真を見て、少しでもLightroomの凄さを実感してもらえるとうれしいのですが、Lightroomにもできないことはあります。

今度はライティングに失敗した写真を見て下さい。左はレタッチ前の写真、右はLightroomでレタッチ後の写真です。

部屋の天井照明(デフューザーなし)だけで撮影したため、ところどころ(顔・鎖骨・太もも)にきつい影が落ちているのが分かります。

残念ながら、いくらLightroomでレタッチしても、もともとあるハイライトやシャドウを消したり、もともとないところにハイライトやシャドウを入れることはできません。あくまで弱めたり強めたり調整できるだけです。レタッチはライティングの影響をもろに受けます。

レタッチすれば何でも調整・修正できる訳ではありません。

一応、スポット修正や補正ブラシである程度の修正は可能ですが、上の写真を修正するぐらいなら、ライティングを見直すべきです。ライティングを変えれば、ホワイトバランス等、基本的な調整だけでもがらっとイメージは変わります。

ライティング見直し

無料体験版のダウンロード

ここまで読んで、少しでもLightroomに興味を持った方は、「30日間の無償体験版」が用意されているので、その違いをご自身で体験して下さい。

機能に満足して有料版を購入される方は、オンラインコードを購入して下さい。

※体験版の使用にはAdobe IDが必要です。
※Lightroom 6は買い切り方式(永続ライセンス)、Lightroom CCは月額課金(サブスクリプションライセンス)です。
※フィギュアのレタッチで特に必要な機能はありませんが、Lightroom CCでしか使えない機能もあります。

Lightroomでレタッチする前に方針とルールを決める

Lightroomは便利ですが、何も考えずレタッチを開始すると、どこを調整していいのか分からず、必要のない調整を繰り返し、あげく迷走します。ですから、最初にレタッチの方針とルールを決めて下さい。そうすることで、調整がぐんと楽になります。

カタログの概念

Lightroomは、「カタログ」を使ってファイルを管理します。

Lightroomでの写真編集やパラメーターの変更は、オリジナルの写真データを上書きして書き換えるのではなく、表示用のプレビュー画像を書き換えます。オリジナルの写真を一切変更しない「非破綻方式」です(Lightroom上でどれだけ編集を加えても元の写真データに変更を加えない)。

カタログファイルには、「プレビュー情報」「写真の保存場所のリンク」「写真のメタデータ」「編集に関する指示データ」が記録されます。

作業中に意識する必要は全くありません。カタログは全て自動で記録されます。

変更はいつでもヒストリーから元に戻せる

編集箇所は、その都度左パネルの「ヒストリー」に保存されます。編集を戻したい時は、ログをクリックして任意の編集位置まで簡単に戻せます。

変更はいつでもヒストリーから元に戻せる

編集内容はコピーして他の写真にも適用できる

左パネルの「コピー」をクリックし、コピーしたい項目にチェックを入れ、「ペースト」で他の写真にも編集した内容を適用できます。

編集内容はコピーして他の写真にも適用できる

プリセットを作成できる

コピー機能に似ていますが、「プリセット」として保存することで、他の写真にも同じ設定を適用させることができます。

プリセットを作成できる

※保存したプリセットは、Lightroomを終了させても消えません。

最後に

基本操作の一部を紹介しましたが、まだまだ便利な機能はたくさりますので、後は使いながら覚えて下さい。また、最初にも言いましたが、Lightroomの凄さは一度ご自身で使ってみて、現在使用している現像ソフトと比べて頂いた方が早いと思います。

それでは、実際にLightroomを使ってレタッチをしていきます。

RAWファイルの読み込みと現像モジュール

2016.11.24