F値(絞り値)の決め方

scofield
フィギュア撮影におけるF値は、「ピントの合う範囲(被写界深度)の調整」に使います。

撮影時に一番優先するべき値で、開放(一番小さな値)から2~3段絞った値がレンズの性能を一番引き出せると言われています。また、F値は露出に影響を及ぼしますが、露出は気にせず、ピントの合う範囲だけを調整します。露出はF値を決めた後にシャッタースピードで調整します。

フィギュア全体を撮影する際は、「フィギュア全体にピントがあっている」かつ「背景が若干ボケる」ぐらいのF値が一番被写体が綺麗に見えます。

但し、F値を大きくしすぎると「回折現象」が起こります(解像度が落ちシャープ感が損なわれる)。カメラやレンズにも影響しますが、僕の撮影環境では、F16を超えたあたりから徐々にシャープ感が損なわれていきます。F値を大きくしすぎないよう注意が必要です。

F値の詳しい説明は、デジタル一眼レフカメラの基礎知識 – 露出を参考にして下さい。

小さくする(開く) 大きくする(絞る)
F値(絞り値)
  • 明るくなる
  • ピントの合う範囲が狭くなる
  • 暗くなる
  • ピントの合う範囲が広くなる

右目にピントを合わせ、F値を変更して撮影してみます。

F2.8

f2-8

F4.0

f4-0

F5.6

f5-6

F8.0

f8-0

F11

f11

F16

f16

F22

f22

F32

f32

被写体全体にピントが合っているF8.0~F11あたりが一番綺麗に写っています。

また、F32まで絞ると「回折現象」がひどく、ブログサイズに調整してもシャープ感が損なわれているのが分かります。

ピントの合う範囲はカメラから被写体までの距離にも影響する

下記の写真はF16で撮影しました(トリミングは行っていません)。

F16ズーム

ピントの合う範囲は、被写体までの距離が遠いと広く、近いと狭くなります。

いくらF値を大きくしても、被写体との距離が近いと全体にピントを合わせることはできません。

最後に

露出やホワイトバランスは、撮影後にRAWファイルをレタッチして調整できますが、ピントの合う範囲(ボケ具合)は撮影後に調整することができません。F値は撮影時にしっかり設定しておく必要があります。